トランプ氏、イラン攻撃を一時停止 協議の余地つくるためと米大使が説明

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アメリカのドナルド・トランプ大統領は、イランとの戦争において外交に時間を与えるため、同国への攻撃を2夜連続で停止した。アメリカのマイク・ウォルツ国連大使が26日、米テレビ番組で説明した。
アメリカとイランは23日まで2週間近くにわたり、攻撃の応酬を続けてきた。6月に署名した覚書で記された停戦は事実上、崩壊している。
ウォルツ氏はFOXニュースの番組で、トランプ氏が「協議に多少の猶予を与えている。少しばかり余地を与えている」と述べた。
同氏は米NBCの番組では、トランプ氏がひとまず事態のエスカレーションを見送ったのかと問われると、「そこまで言う気は全くない。大統領はあらゆる選択肢を検討している」と答えた。
ウォルツ氏はまた、米軍の兵器備蓄をめぐって米紙ニューヨーク・タイムズが25日の報じた内容を否定した。同紙は、すでに減少している防空ミサイルなどの備蓄が、対イラン攻撃の拡大によって危険なほど枯渇する可能性があると、米政権関係者らが警告したと報じていた。
ウォルツ氏は、「米軍は(中略)この作戦を必要なだけ効果的に遂行するのに必要なものを、全て備えている」と述べた。
トランプ氏は、こうした最新の動きについて、26日夜までに公の場で発言していない。少し前には、複数の米軍機がイランの船舶とカーグ島を爆撃しているコンピューター生成画像を、自分のソーシャルメディア「トゥルース・ソーシャル」に投稿していた。
イランも攻撃停止を発表
一方、イラン軍の報道官は26日、アメリカの攻撃停止を受け、イランも湾岸地域での「報復」攻撃を停止したと発表した。
他方、イラン外務省のイスマイル・バガイ報道官は、同国とオマーンが24、25日にテヘランで数回の協議をもち、ホルムズ海峡の管理について話し合ったと述べた。
同海峡の支配をめぐる争いは、今月に入ってアメリカとイランの緊張を再び高めている。戦争の恒久的終結に向けた取り組みにおいても、大きな障害となっている。
イランとアメリカは6月に、軍事作戦の停止、ホルムズ海峡の再開、戦争終結に関する60日以内の合意形成を目的とした了解覚書に署名した。
しかし、7月13日にイラン軍がホルムズ海峡でタンカーを攻撃すると、アメリカはイランへの空爆を再開。イランの港湾を対象とした海上封鎖も再び実施した。
これに対しイランは、中東各地の米軍の施設や基地への攻撃で報復。米兵4人を殺害した。イラン保健省は、米軍が再開したイラン空爆によって殺害された人数は、数十人に上っているとしている。
こうしたなか、イギリスのウェス・ストリーティング新国防相は、今月中にアメリカのピート・ヘグセス国防長官と会談し、ホルムズ海峡について協議するとBBCに述べた。同海峡は石油、液化天然ガス、その他の重要物資の世界的な主要輸送ルートの一つ。
ストリーティング氏は、「ホルムズ海峡における航行の自由と自由な商業輸送の確保に関しては、私たちは完全に意見が一致している」と話した。
原油価格は先週、5月以降で初めて1バレルあたり100ドルに値上がりした。アメリカとイランの戦闘の再燃が、世界的なエネルギー供給への懸念をあおった。
間もなく満5カ月になる今回の戦争は、アメリカで不人気な状況が続いている。CBSと調査会社ユーガヴによる最新の世論調査では、アメリカ国民の57%がこの紛争に不満を抱いており、楽観的なのは19%だけとの結果が出た。
公式統計によると、アメリカ・イスラエル対イランの戦争が2月末に始まって以降、中東全域で数千人が死亡している。死者の大多数はイランとレバノンの人々となっている。
トランプ氏は28日にホワイトハウスで、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相と会談する予定。















